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喘息と鼻炎の関係

喘息患者の67%は鼻炎を合併していました。

■日本の喘息患者における鼻炎合併率

1)より作図

鼻炎は喘息コントロールに悪影響を与えていました。

1)より作図

鼻炎は喘息患者のQOLに悪影響を与えていました。

1)より作図

気管支喘息患者における鼻炎合併とその影響 ‐SACRA 日本における全国横断的研究‐

〈対象〉
医師により気管支喘息と診断され、抗喘息薬が投与されている15歳以上の気管支喘息患者

〈方法〉
1959人の医師が29,518例の喘息患者を登録し、調査は2009年3月から8月の間に実施された。ARIAおよびGINAに基づいた鼻炎および喘息の質問票を使用し、患者による自己記入形式(患者による記入)と医師によるインタビュー形式(医師による記入)の2つの形式の質問票による調査が実施された。患者は疾患の重症度を評価する質問とVASについて回答し、鼻炎の診断は医師によって実施された。

〈評価項目〉
主要評価項目:鼻炎を合併する気管支喘息患者の割合
副次評価項目:各鼻炎症状、ARIA分類に基づく鼻炎の重症度、GINAによる喘息コントロール評価、喘息および鼻炎のVASによる評価

〈解析計画〉
治療中の喘息患者の鼻炎有病率について解析が行われた。X2検定を用いてオッズ比と95%信頼区間(OR、95%CI)が鼻炎の有無に関わらず算定された。連続データについては要約統計量が計算され、被験者と鼻炎の有無についてマンホイットニーU検定が行われた。ボンフェローニの補正は、複数データにおける調査の際に適用された。年齢は分析に適切なカテゴリに変換され、各カテゴリの頻度と比率が計算された。年齢と併存率との相関はピアソンの相関係数によって解析され、鼻炎の有無に関わらずORと95%CIが算定された。欠落データは置き換えられなかった。

1)Ohta K et al. Allergy 2011;66:1287-1295.
【利益相反】MSD社(会社分割によりウィメンズヘルス及びレガシーブランド関連の特定の製品の事業に関する権利義務をオルガノン株式会社に承継させた。以下同様)が本研究に資金提供。
Ohta KはMSD社より、専門的知見の提言、講演に対する謝礼金受領。