臨床成績

プロペシア®錠 臨床成績<海外データ (5年)>

抜け毛進行抑制・改善効果(写真評価):5年後<海外データ>1)

1)Finasteride Male Pattern Hair Loss Study Group. Eur J Dermatol 2002; 12(1): 38-49.
【利益相反】本試験はMSD株式会社(会社分割によりウィメンズヘルス及びレガシーブランド関連の特定の製品の事業に関する権利義務をオルガノン株式会社に承継させた。以下同様)の資金援助を受け、Study GroupにMSD株式会社の社員が含まれた。

プロペシア®錠5年間服用後、90%の患者で抜け毛の進行を抑える効果、あるいは改善効果が認められました。
一方、プラセボ5年間服用では25%でした。

抜け毛進行抑制・発毛効果(毛髪数):5年後<参考:海外データ>1)

プロペシア®錠の投与で5年間の各評価時点において抜け毛の進行を抑え、髪の毛の本数が有意に増加しました。一方、プラセボ群では抜け毛が進行し、髪の毛の本数が有意に減少しました。

※承認用法・用量:男性成人には、通常、フィナステリドとして0.2mgを1日1回経口投与する。なお、必要に応じて適宜増量できるが、1日1mgを上限とする。

※効能・効果、用法・用量、禁忌を含む使用上の注意等詳細は添付文書情報をご参照ください。

安全性

第Ⅲ相試験(1年目)の性機能障害に関連する副作用はプロペシア®群779例中34例(4.4%)、プラセボ群774例中17例(2.2%)でした。
主な副作用はプロペシア®群では、リビドー減退15例、射精障害11例、勃起機能不全11例でした。プラセボ群では、リビドー減退10例、射精障害7例、勃起機能不全5例でした。
性機能障害による中止例はプロペシア®群11例、プラセボ群8例でした。
プロペシア®錠1mgの延長試験において新たな副作用の発現はみられませんでした。

試験概要

【試験】
二重盲検比較試験
男性型脱毛症(AGA/エージーエー)患者におけるプロペシア®の臨床的改善効果の判定を目的に実施

【対象】
18歳以上41歳以下の男性でModified Norwood/Hamilton分類においてⅡvertex型、Ⅲvertex型、Ⅳ型、Ⅴ型に分類される、中等度までの頭頂部脱毛を有する男性型脱毛症(AGA/エージーエー)患者1,553例

【評価項目】
毛髪数、患者自己評価、主治医判定、写真評価、一般臨床検査、有害事象 等

【解析計画】
プラセボ及びプロペシア®錠投与5年後における抜け毛進行抑制・改善効果を分散分析を用いて評価した。

添付文書情報(PDF)